FALL-WINTER 2026
バルマン Fall-Winter 2026 キャンペーン:L’heure du loup

バルマンのクリエイティブディレクター、Antonin Tronは、初のキャンペーン「L’heure du loup」を通じて、メゾンに対する自身のビジョンを提示し続けます。「L’heure du loup」は、光が薄れて夕闇へと変わるぼんやりとした神秘的な時間帯を意味するフランス語の慣用句「entre chien et loup(犬と狼の間)」にちなんだもの。

キャンペーンは、Antonin Tronのデビュー作であり、今年3月にパリで発表されたFall-Winter 2026コレクションをフィーチャー。バルマンが誇るサヴォアフェールの伝統によって際立つ、力強く決定的なシルエットに焦点を当てています。Antonin Tronのデビュー作は、1945年のピエール・バルマンによるオートクチュールメゾンの黎明期への賛歌であると同時に、1980年代のネオ・ノワールを生きるヒロインたちの骨太で魅力的な世界観に対する、彼自身の愛着を表現したものでもあります。

キャンペーンを撮影したのは、エレガントかつエッジの効いた独特なポートレートで知られるスペイン人アーティスト、スッフォ・モンクロア。Antonin Tronはコレクションを映画的な風景の中に描き出しました。それは都市の光と影を映した夢であり、ジョン・ロートナーが手がけたミッドセンチュリーの彫刻的な邸宅が舞台となりました。ピエール・バルマン自身によるモダンで建築的なデザインアプローチに共鳴するこの空間を、Antonin TronはFall-Winter 2026コレクションで独自に探求したのです。

ムッシュ・バルマンがハリウッド黄金時代の女性たちの価値を先駆的に高めたことに敬意を表しているという点もこのストーリーに奥行きを与えます。キャンペーンは、アメリカやヨーロッパの偉大な映画監督たちによる作品のひとコマかのような一連のスチール写真として構成されました。仄暗く魅惑的で、洗練されたエロティシズムを帯びたストーリーの一瞬にフォーカス。

ストーリーが展開するにつれ、Antonin Tronが描く主人公たちが登場します。Fall-Winter 2026コレクションのレザーアビエーターブレザー、フィルクーペのドレス、そして力強いショルダーを中心に構築されたドレープブラウスを身にまとった魅力的なキャラクターたちが、秘密と暗示に満ちた無言の会話を交わします。映画的な美しさを放ちながらも、これらのイメージが物語るのは、バルマンを刷新しようとするAntonin Tronのビジョンです。それは、派手さや過剰さをそぎ落とし、明確に新たな活力を吹き込まれたフェミニニティ。むしろ彼は、女性の揺るぎないセクシャリティと自立心へオマージュを捧げています。緻密な構造と、温もりある官能性。それらが融合し、クチュールのように贅沢で洗練された装飾美を紡ぎ出しています。

Credits

Creative Direction:
see see see studio ( @see_____see_____see)
Stefano Cerenzi (@stefano.cerenzi),
Leonardo Ciacca (@ch_picdigger)

Photography:
Suffo Moncloa (@suffomoncloa)

Direction:
Kerstijan Werdal (@kerstijanwerdal)

Styling:
Agata Belcen (@agata_belcen)

Set Design:
Spencer Vrooman (@spencervroomanstudio)

Makeup:
Karin Westerlund (@karinwesterlund)

Hair:
Karim Belghiran (@karimbelghiran)

Models:
Abuk Yor (@abukyor),
Stephanie Cook (@stefficook),
Mariane Godoy (@marianemgodoy),
Katherine Wilkey (@katherinewilkley)

Production:
White Dot Productions (@whitedotproductions)